モトクロスとはどんな競技?
なんとなくバイクで起伏があるコースを競い合うモータースポーツということは知っている人も多いと思いますが、それ以上の情報を持っていない人も多そうなモータースポーツがモトクロスです。
モトクロスを端的に表現すると『無舗装のダートコースをオートバイ(モーターサイクル)で行うオフロードレース』になるでしょう。
基本的なルールはシンプルで『定められた時間でどれだけ周回を多く重ねることが出来たのかを競うスポーツ』となっています。
つまり、開始時間が決まっていれば終わる時間もだいたい見えてくるのです。
最終的に最初にチェッカーを受けた選手の勝ちとなります。
実際に全日本モトクロス選手権なら30分プラス1周となっているので、レースが始まれば30分ちょっとで終わります。
モトクロスをやる人向けの魅力について
起伏のあるダートコースを何度も周回するのがモトクロスの基本であり、根幹でもあります。
モトクロスの魅力は色々とありますが、やはり際立っている部分は免許が必要ないことでしょう。
そのため、言葉通り誰でも実際に体験して楽しむことが出来るモータースポーツになっているのです。
また、自動車のオンロードサーキットコースよりも走行料が安めになっているのも魅力的であり、1日3,000円から5,000円程度で走行することが可能となっています。
ヘルメットやゴーグルやグローブなどは揃える必要がありますが、それらも比較的安価で揃えることが出来ますので、気軽に誰でも体験できるというのは大きな魅力となっているでしょう。
モトクロスを見る人向けの魅力について
モトクロスは人工的に作られた起伏を次々と突破する姿を見ることができるモータースポーツです。
まるでXゲームのように大きなジャンプをしながらもスピードを競っているためハイスピードで駆け抜けるその迫力は群を抜いています。
レースだけあって他の人達とスピードを競い合いますが、レースによっては30台ものバイクが一斉にスピードを競い合って飛び交う事になるためとてつもない迫力を体験することが出来るでしょう。
さらに、モトクロスは観客エリアが近い会場が多くジャンプや競り合いをより身近に体験することが出来るのも見る人にとって大きな魅力となっています。
公道を走れるモトクロッサーもある
モトクロスの魅力にどっぷりはまって休日はサーキットを走っているという方は、公道も走行可能なバイクを用意するという選択肢もあります。
モトクロス向けのバイクはとにかくあのようなダートコースを走るために特化した改良が施されており、一般公道を走るバイクとは仕様が色々と異なっている事が多いのです。
しかし、ホンダの『CRF450L』のようにモトクロスの競技用バイクでありながらも公道走行向けの保安部品などがあって公道を走らせることも出来るタイプも登場しているのです。
こういったバイクを選ぶことでよりモトクロスを楽しむことができるようになること間違い無しでしょう。