ロードレースとは何か
ロードレースという言葉だけを解説すると『公道での競い合い』となります。
実際にロードレースという言葉をネット上で検索すると日本では高確率で自転車の方のロードレースがヒットするでしょう。
自転車の方のロードレースはツールドフランスのように公道を走っているためこの『公道での競い合い』といった言葉がぴったり当てはまります。
バイクのロードレースは自転車と違う
しかし、これがバイクにおけるロードレースになるとちょっと様子が異なってくるのです。
バイクが世界レベルで流行することで、一般公道を使った野良レースが随所で行われるようになり、これらのレースをまずはロードレースつまり『公道での競い合い』と呼んでいました。
ここまでは自転車のロードレースと同じ扱いと言えます。
その後、バイクの安全性向上やサーキットの設営もありレースの主体はサーキット場に移っていくのですが、その言葉の名残もあってかサーキット場の整備されたアスファルト路面を用いたレースもバイクではロードレースとして扱っているのです。
ちなみに、未舗装のコースを走るオフロードレースもあるため、オンロードレースと呼ぶこともあります。
ロードレースの魅力
オンロードのレースにおける魅力と言えば、やはり様々なバイクをその目で見ることが可能なことでしょう。
観客としての視点で見てみると最高峰のスーパーバイクを間近に見ることができる絶好のチャンスであり、バイクが好きな人達にとっては綺羅星のように輝くスーパーバイクが速さを競っているその姿を見ることができることが夢のような時間となってくるのです。
こういった競技用にカスタムされたバイクはいわゆる大衆向けとは真逆の方向におもいっきり進化していっているので、同じ車名モデルであっても見た目が大きく違うことも多々あるのも大きな魅力になります。
また、日本では初心者から参加できる小型サーキットなどもオンロードのサーキット場では色々とありますので、それらに参加して愛車で駆け抜けることも可能なことも魅力の1つになっています。
クラスを理解してもっと楽しむ
ロードレースを見て楽しむ方々はまず、それぞれのクラスの違いについて知ってもらいたいです。
2021年における全日本ロードレース選手権において4クラスに分かれていたので、どのような区分けになっているのかを見ていきましょう。
まず、有名なのが『JSB1000』のクラスでこちらは最新のリッタースーパースポーツバイクが戦うクラスとなっており鈴鹿8耐などの有名レースのカテゴリーはこちらです。
次に『ST1000』クラスは先ほど紹介したクラスとほぼ同等ですが改造範囲が狭くされているので市販車両に近いことが特徴です。
『ST600』クラスになるとさらにバイク大きさも小さくなることでマシンによる差が小さくなりテクニック勝負になるクラスになります。
最後に『J-GP3』クラスについてですが、こちらは250cc単気筒4ストロークレーサーが走るクラスなのです。
こういったクラスによる違いを知ることで、見ている側がもっと楽しめるようになります。